或る男

自転車日記

2023 八幡平ヒルクライム

2回目の八幡平。

 

去年は悪天候で極寒の中、山頂で1-2時間待機した思い出があったので今年もレインコートを持っていこうか悩んだ。

しかし予報を見ると、山頂の気温は25℃。

心配性のため普段はこの気温でも持っていくが、今回は3人1台の車で行くので荷物は最小限にした結果、レインコートは落選。

 

先週栗駒ヒルクライムに行ったこともあり、その他の準備はスムーズ。今回はサングラスケースにサングラスと眼鏡両方同時に入れられることが分かったのが一番大きな収穫笑

 

ざっと準備を済ませて、18時就寝。こんなに早く寝たのは先週栗駒で夜寝付けず3時間程度しか寝られなかったため。

どうせ寝付けるのは21時頃だろうと思っていたが、それでも6時間寝られるので早く布団に入ってのんびりしていた。

気づいたら朝(夜中)になっていて目覚めもよい。

早めの就寝作戦が功を奏した。

 

2:45 起床

3:40 自宅出発

5:30 八幡平到着

 

こんな感じ。もう少し遅めでもいいかなと思ったけど、何かあった時に対応できないので早めに動くのも悪くはなかった。道中雨に降られて会場も雨かなーなんて心配してたけど着いたら晴れ。少し出ていた雲も薄くなり始めて暑くなる予感。

 

受付のため駐車場から会場に歩いていると、参加者が皆大根を持っている?!

受付に行くと参加賞で大根、キャベツ、マッシュルームをいただいた笑

うれしいけど車に積み込むのに一苦労…

 

荷物を預けて自転車の準備をしているとあっという間に開会式。

今年は開会式からそのまま整列方式にしたようで自分のカテゴリーの列に並ぶ。

前を見ると先週の栗駒に出ていた人がちらほら。

自分より上位でゴールしていた人は全員いたので、始まる前から自分の最高順位がわかってしまった。

地方のヒルクライム大会あるある

 

一緒に参加したTさんと岩木山ヒルクライムで入賞していた方が知り合いだったので軽く挨拶。見るからに速そうな体型。

 

開会式を終えて整列。他のカテゴリーが始まるのを待っている間に日差しがじりじり。

今日は暑い日になりそうだ。。

 

同じく一緒に参加したSさんと談笑しながらスタートラインに並ぶ。とはいえスタートラインから10mくらい後ろ。だいぶ後方に並んでしまった。

 

スタートの合図とともに前に上がろうとするがクリートキャッチをミスってあげられず、しばらくTさんの後ろについてジワジワ前にあげてもらう。

八幡平は最初と中盤がキツイということは昨年の大会で痛感していたので、とりあえず前半は耐えた。

ちなみに去年は最初の100mでこのペースは無理とあきらめてそこからほぼ単独走。後から追いつくかなーなんて考えてたけど最初にちぎれるような人間が後から追いつけるはずもなく惨敗。

その反省を踏まえ、キツイながらも我慢の時間と自分に言い聞かせ走り続ける。

 

最初のトンネル(スノーシェルター?)に入ったあたりで本日最初の豆腐メンタル。

楽したいという欲に駆られて足を緩めそうになったが何とか踏ん張る。

サイコンなんて見たら心が折れると思ったのでできる限り下は向かずに前を向く。

以前はレース中はサイコン(特にパワー)は見ないという人の気持ちがよくわからなかったけど今は痛いほどわかる。

多少成長した証かな?笑

 

前を引くのは栗駒優勝のKさん。栗駒で簡単に挨拶したけど今日は話す機会がなかった。残念。

アップライトな姿勢で楽そうに進む彼とは対照的に、ハンドルにしがみついて前かがみで進む自分。その差は歴然。

以前誰かが「辛い時こそ姿勢を見直せ」と言っていたが、姿勢を変えた瞬間に糸が切れる気がして変えられない。姿勢を直した方がよいのは分かるがほんとにキツイところでそれができないのが今の自分の限界か。

 

一瞬上がったペースはその後緩み、何とか最後尾につくことができた。

しかしそれもつかの間。

ビギナーコースのゴール地点である下り~平坦基調から壁のような登りに差し掛かるところでちぎれた。

 

ここに関しては心が折れたというのが正直なところだが、後々パワーを見返してみるとFTP上の強度を20分以上維持していた。つまり今の自分の限界を超えたパワーを出し続けた結果尽き果ててメンタルブレイクした。

大体30分で252W。

自分の弱さはメンタルだと思っているが、そもそもFTPを上げれば耐えられる強度も上がるわけでメンタル的にも限界が引きあがるはず。

メンタルとパワーは一見関係ないように見えてとても密接に関連しているなと最近のレースを振り返るたびに感じる。

 

というわけでここから一人旅。と思いきや、一緒に参加したSさんも同じタイミングでちぎれて二人旅。

そこからゴールまでは何度も踏みやめようと思ったが、そのたびに隣で走ってるSさんもキツイよななんて考えて何とかゴールまで頑張れた。

こういう時に仲間と走れるのは本当に大きい。

最後は二人で手をつないでゴール。早く写真公開されないかなー笑

 

2分後くらいにFさんもゴール。

山頂ではレッドブル、水、バナナ、ゆで卵と様々な補給食。

レッドブルは好きではないのでそれ以外を美味しくいただきました。

 

去年は極寒の中2時間近く待ったが、今年は快晴。むしろ日影がなくて困ったくらい。

まあ雨よりは全然いいけどね。一緒に走った人や参加していた先生とお話しして下山を待つ。

これまで他の参加者とあまり話してたことなかったけど、話してみると色々学ぶことがあった。部員で固まっていないで積極的にコミュニケーションをとるのも大事だね。

 

2時間くらい?待って下山開始。今年はビギナーのゴール地点で一回休憩。ずっと下りは危ないからかな?

 

そして下りきって運命のビンゴ大会。。。

 

 

 

 

 

外れました!

 

 

 

 

 

また来年当てに行きます笑