或る男

自転車日記

2023/6/18 ニセコクラシック2023 85km カテゴリー17位

2時間45分、平均30km超えを目標に走った結果は2時間34分、平均32kmでした。

昨年からタイムは20分縮み、改めて練習は裏切らないなと感じる大会でした。

 

去年はフェリーで函館まで行き、そこからレンタカーで現地入りしましたが、今回は新幹線を利用。


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参加メンバーが多いため複数便に分けざるを得ず、その点が不安でしたが無事全員新函館北斗に到着。

 

その後ラッキーピエロでテイクアウトしてニセコに向かいました。

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自分は運転手だったのでイオンで買った5個入りのつぶあんパン。

途中の高速では雨が降り、風も強くなりだし当日が心配に…

ニセコ入りは14時過ぎでした。

 

到着後すぐに輪行解除。

これまでは六角とペダルレンチだけ持っていってましたが、今回はトルクレンチを持参しました。

締め付けトルクの不安がないことはレース前に機材の不安がない状態で集中できる点でとてもよかったと思います。

ただ、この時前輪の向きをしっかり確認しておくべきでした…

 

変速、ブレーキに問題ないことを確認して数人で受付。

去年と場所が違ったため少し迷いましたが、去年の場所からそれほど離れていなくてよかったです。

今回シートポストにつけるゼッケンプレートホルダーを持参しましたが、こちらも大活躍でした。

 

翌日会場まで自走するメンバーはその後試走に出かけ、その他のメンバーは自由時間。自分は坂下のセイコーマートに朝食の買い出しに行きました。

早めに行かないとなくなるだろうなーと思いつつ店内に入ると品切れは見当たらず。

大会を見越してたくさん入荷したのでしょう。さすがセイコーマート

150円くらいのナポリタン、カルボナーラ、レモンヨーグルト、サラダ、メロンパンを購入。ヨーグルトは脂質ゼロと書いてありましたが、砂糖はかなり入っていたような甘さで食べるのに苦労したので、来年は甘さ控え目を買います。

 

宿に戻るとサポーターがBBQの準備をしてくれていました。火起こしに苦労していましたが、それからはスムーズに進みました。

今年はロッジコロポックルに泊まりましたが、BBQの道具は全て準備していただき、米も炊いてくれるという手厚いサービスで大変助かりました。これがなかったら色々手間取っていたと思います。

 

BBQ開始まで少し時間があったので、K君を誘い2人で宿内の風呂に入りました。宿に風呂があるのはありがたい。これだけで来年もここに泊まろうと思えました。

 

風呂から出るとBBQが始まっていました。

今年も他大のメンバーがおり、話を聞くと新入部員が1人入ったとのこと。部の存続危機に瀕していただけに一安心でした。

とりあえず白米をたくさん食べ、肉はホドホドに…しようと思っていましたが、1年生の押し売りに遭い、大量の肉を食べさせられました…

17:00から始まったBBQは結局20:00頃まで続き、選手は先に解散。もう一度風呂に入り、部屋に戻ってゼッケン張り付けや補給食の準備を始めました。

ゼッケンは後ろポケットの下部にゼッケンの上部が来るように張りましたが、他の選手は大抵ポケットに収まるように張っていたので、来年はそうしてみようかなと思います。

 

補給食は以下のものを準備しました。

マグオンあおみかん×4(ソフトフラスクに入れた)

スポーツようかん×4

塩分タブレット×3

アミノバイタルゼリー×2

2run1袋

ドリンクはグリコのBCAAを入れたものを750ml

 

実際に使ったのは以下です。

マグオン約2本

スポーツようかん2本

塩分タブレット2つ

2run1袋

ドリンク750ml

補給所で受け取った水とスポドリ500mlずつ(どちらも半分以上余った)

 

補給に関してはちょっと多めに持っていきましたが、沖縄で使い果たした時に感じた不安がないというのはとても大きかったです。そこまで重くなるものでもないので、次回の沖縄でも同じくらい準備する予定です。

 

その他サイコンの充電やライトのバッテリー、GoProをチェック。するとGoProにメモリーカードが挿入されていない…

家から持ってくるのを完全に忘れていました。

レンズの保護シールも割れており、GoProに関してはサングラス同様ハードケースにいれて持ち運ぼうと思います。

 

最後に翌日スタート会場まで持っていくリュックのパッキングを済ませて寝ようとすると、隣のW君がゼッケン張り付けに苦戦中笑

可哀想なので手伝ってあげて、寝たのは21:30くらいだったと思います。

 

そして翌朝

 

4:00に起床。

寝起きはとても良く、体調面は問題なさそう。

部屋を出て冷蔵庫の朝食をとりだし、無心で食べる。

メロンパンは入りきらず、半分くらい残しました。


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5:00に宿の前に集合し、少し歩いてシャトルバスで自転車受け取り場まで移動しました。

前日に肉を食べすぎたせいか、なんとなくトイレに行きたい気分にもなりましたが、腹痛ではないのでトイレには行かず直接スタート会場へ向かいました。

 

スタート会場に到着し、部員で集まってコースを確認。周りを見渡すと高級自転車が大量に地面に寝かされており、かなりテンション上がりました。

会場でプロテインバー的なものを配っていて、その場で食べようか悩みましたが、結果的に食べなくて正解。(あまり美味しく…)

 

その後1時間くらいで整列が始まりました。

沖縄の際は2~3時間1人で過ごしたため、スタートまで仲間といれて時間も短いのはありがたい。

 

世界大会対象のカテゴリーを見送り、いざスタート。と思いふと下を見るとgp5000のロゴの向きが違う…

QRを抜いて輪行していたため、何も考えずに逆向きでQRを差し込み、そのまま組み立てていました。

直前でどうしようもないので、仕方なくそのまま最終ウェーブでスタート。

パレードランの間にできる限り前に上がりたかったのですが、やはり今年も隙間がなく登り坂に入りました。後から動画を見るとパレードランでも前の方で落車があったようです。

仕方がないので、とりあえずいいペースの人を見つけて登りはサクサクこなしました。今思うと、登りはペースを気にせずもっと早めに上がれば良かったのかなと。ここは来年の課題にします。結局ここで先頭集団に追い付くことができずに第2か第3集団で走りました。

 

平地は頑張らないと決めていたので、集団の後ろについて走行。その後の下りで右側にバイクの人が見え、嫌な予感がしたとたんに落車現場。

突っ伏している人に目を奪われて危うく突っ込むところでしたが、ブレーキが間に合い回避。

視線の方向に体が動いてしまうのは分かっているものの、落車現場から目をそらして走るのは難しく、これも来年の課題になりそうです。もちろん落車がないことが一番ですが…

 

その後は前と少し距離を開け集団走行。心配していた海岸沿いの片側区間も危なげなく通過。しばらく平地をこなして名駒の登りで集団が伸びたので、前の方に出る。

昨年はここで頑張りすぎたのが後半垂れる原因になったと思ったので、ほどほどに力をいれて登りました。と思いましたが、データを見ると去年より早く走れていました。練習量の差ですかね。


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その後の下りで前が中切れを起こしていたので頑張ってブリッジ。


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たぶんこの辺りだと思います。

そこからしばらく集団の後ろでのんびりしながらスポーツようかんを食べました。握力が弱まったせいか押し出すのに苦労したので、次回のレースは少し押し出した状態で持っていこうと思います。

同じ集団で走っていたW君と並ぶタイミングがあったので様子を伺うと既に3回脚を攣ったとのこと。集団の前の方で元気そうに走っていたのは見せかけでした笑

結果的にアミノバイタルは飲まなかったので、あそこで渡しておけばよかったなーと今になって反省。

 

そうこうしているうちに山岳賞の登り(新見の登り?)が始まりました。

先頭がペースをあげるわけでもなく、集団がバラバラになったので、早めに前に上がりました。集団前方から1人飛び出しており、ペース的にはついていけそうだったので悩みましたが、2人で出てもその後の下りで捕まると思い集団に残りました。集団は10人くらいで、特にローテする必要もないくらいのスピードだったので後ろでのんびり。

途中補給食を食べる際に前の人にハスってしまい、沖縄の反省を活かしきれていないなとまた反省。

登りの補給は前と距離を置くか走行レーンから外れて食べる意識が大事。

とりあえず途中の補給ゾーンでは前に出て安全に水ボトルを受け取ることができました。


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この辺りからローテを促す人がいましたが、彼と同年代の選手はほぼ全て拒否。世界大会かかっているカテゴリーの人に混ざるのはどうなのかと思いましたが、少しペースが落ちていると感じてはいたのでローテに加わりました。そしてそのまま山岳賞地点を通過…と思いきや、ここでT君が前を走っていたので、グループから飛び出して追いかけました。

 

話を聞くと、スタート後のパレード走行でうまく先頭に出られたものの、先頭集団の落車に巻き込まれたようです。本人はこけずに路肩の草むらに突っ込んだようで怪我はありませんでしたが、やはり落車は怖い…

その後先頭集団についていき、名駒の登りで遅れたとのこと。落車がなければたぶん余裕で先頭ついてたんだろうな。

 

山岳賞地点からの下りは二人でこなして、下りきったところの補給所で先ほどの小集団が合流。T君は脚がないとのことなので思い思いのペースで走ります。10人くらいの集団になったものの、その後の登りですぐにバラけました。

登りはかなりキツかったですが、途中の平地ではかなりスピードが出たので意外と体力は残っていることに気づき、平地と下りはできる限り飛ばして進みました。


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この辺りも自分にしてはサボらず踏めていたと思います。そのままゴールまでペースを落とさず走ることができました。

タイムを見て達成感を感じたと同時に、ゴール直後に倒れるような追い込みが出来なかったという部分がモヤモヤと残っていたのを覚えています。

集団スプリントにならなかったことが原因だと思いますが、なぜ集団スプリントにならなかったということを鑑みると、そもそも最初に先頭集団に加わることが出来なかったということです。つまり最初に勇気を出して先頭を追いかけなかったことが今回の不完全燃焼感になったのだと思います。

スタートが後ろだからとか色々言い訳はできますが、環境に文句を言っても仕方がないので、まずは自分にできること=頑張って前に出ることが次回の課題になりそうです。

目標は先頭集団でゴールすること。これが達成できるようまた練習していきたいと思います。

 

最後にサポーターの皆さん、差し入れをくださった先輩方、本当にありがとうございました。


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